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アイテム
身体とジェンダーの狭間で苦悩する性の救済 -Gender Dysphoriaの理解と看護ケアのための医療人類学-
https://aino.repo.nii.ac.jp/records/681
https://aino.repo.nii.ac.jp/records/68114a41da6-292e-4367-be80-a0ffb561a0e4
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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高垣:身体とジェンダーの狭間で苦悩する性の救済 (2.9 MB)
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Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||
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公開日 | 2022-06-29 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 身体とジェンダーの狭間で苦悩する性の救済 -Gender Dysphoriaの理解と看護ケアのための医療人類学- | |||||
タイトル | ||||||
言語 | en | |||||
タイトル | Relief of the Dysphoria between the Gender and the Body -Medical anthropology for nursing care and understanding of gender dysphoria- | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | トランスセクシャル | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | ヘルスケア | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 性別適合手術 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 民族誌 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 医療人類学 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | transsexual | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | health care | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | sex reassignment surgery | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | ethnography | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | medical anthropology | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | journal article | |||||
著者 |
高垣, 雅緒
× 高垣, 雅緒× Takagaki, Masao |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 児童・青年期に於いて変化成長する身体とジェンダー感覚は複雑に絡み合いながら共同して[性]を発現する。しかし時には反発して性の苦悩が生じることがある。Gender Dysporia(旧:Gender Identity Disoder;性同一性障害,Gender Dysphoriaに対して小児精神科学会などで[性別違和感]などと試訳されているが確定的ではなく本稿では英語Gender Dysphoriaのまま使用した)である。20世紀中頃より盛んになった性科学や性別適合治療を背景にGender Dysphoriaが医療として認識されるようになったことで性を転換する当事者が増加している。英国性同一性障害自助組織GIRESによればその増加は驚くことに指数関数曲線で近似出来ると2009年WPATH(World Professional Association for Transgender Health;トランスジェンダーの治療と診断に関する世界で最も権威のある学術団体)国際会議で報告している。精神的構造に異常が指摘されない"Gender Dysphoria"という「診断名」は、疾患を対象にする医療というより当事者を社会のスティグマから擁護し医学的枠組みの中で安全を確保するための[装置]なのである。Gender Dysphoriaに疾患としての根拠を求めるような生物学的還元主義を当てはめ、障害でもないGender Dysphoriaに疾患性と疾病分類を与え医療化する事で、逆に「疾患」として地位が高められ当事者達は水を得た魚の様にそこによりどころを求めようと増々医療を求めるようになる。結果、医療と患者がスパイラル構造となって病を作り上げていく構造がある。スティグマの回避と苦悩の癒しを目的とした装置としての医療化は、性同一性障害を医療に取り込み[患者]を癒すためのグローバルな巧妙な方法となり、疾病のようにローカルな文脈ではもはや語れない。本論文は近年増え続ける性別違和感(旧:性同一障害)をケアするための病態論について著者のフィールドワークを糸口に医療人類学的に記述することで性別違和感の理解と看護ケアのための基礎知識を提供し当事者の福祉に役立つことを期待して執筆した。(著者抄録) | |||||
書誌情報 |
藍野学院紀要 en : Bulletin of Aino Gakuin 巻 26, p. 1-35, 発行日 2014-04-15 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 藍野学院 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0918-6263 |