@article{oai:aino.repo.nii.ac.jp:00000733, author = {野田, 亨}, journal = {藍野大学紀要, Bulletin of Aino University}, month = {Aug}, note = {本研究は古代の日本人が使っていた人体各部を表した大和言葉を過去の文献から探し出し,その語彙が示す身体部位について解剖学的視点から検討しようとするものである。膝周辺の構造について,平安時代以前に「ヒザ」以外の多様な言葉が存在していた。それらは「アハタ(コ)」,「ヨホロ」,「ウツアシ」などである。それらに関わる筋(腱)はそれぞれ「アハタコノスヂ」,および「ヨホロスヂ」と呼ばれ,当時の人々はそれらを切断することで歩行不能になることを知っており,そうした刑罰が存在していた。後膝部の名称であった「ヨホロ」という語は,律令制のもとで成人男子を示す「丁(ヨホロ)」,その他の職名をしめす多くの語を生んだ。さらに古代日本語の名残を残す東北地方や琉球方言を見ると,古代日本語の「ヒザ」の表す範囲は現在とは異なっていた可能性がある。こうした膝に関係した大和言葉の用例を示しつつ,古代日本人の身体観を考察する。(著者抄録)}, pages = {13--21}, title = {大和言葉による身体表現と古代日本人の身体観(膝周辺の古語)}, volume = {33}, year = {2021}, yomi = {ノダ, トオル} }